神様

親戚の話なんだけど、心霊というよりツクモガミかな?

親戚は建築会社に勤めていて、
その日は何年も続いた大規模工事の現場終了日。
現場事務所に使っていた3階建てのプレハブも、
その日解体される事になっていた。

この現場、親戚が新入社員の頃に配属されて、
ずっと苦楽を共にした現場だったんだと。
備品も引上げ終わり、空っぽになった室内。
親戚は3Fに1人残って、事務所の床にちょびっと
酒をたらして感謝と労をねぎらう言葉をかけたそうだ。

そのとたん、室内の扉という扉が「バン!」と開く。
まるで、「出て行け!」と言われているように
手近な扉から外階段に続く扉まで。
親戚、ギョッとしつつもすごく怖くなって
恐る恐る階段を降り始めたところ……

某大地震発生。
あ、と思う間もなくプレハブは倒壊。
まだ階段にいた親戚は当然巻き込まれたんだけど、
奇跡的に階段と、階段のひさしがまるで
親戚の体をガードするように落下してきて、ほぼ無傷。
(瓦礫から引っ張り出されるまで、居心地は良い空間だったそうだw)

その他の現場人員も「何故か」「偶然」
プレハブの近くからは離れていて、人的被害は皆無。
プレハブが守ってくれたんだと言ってるよ。
個人的にはプレハブというよりその土地の神様が
助けてくれたんだと思うけど…
どっちにしろいい話だと思った。