恋人へ宛てる遺書

先に逝ったお前に言うのもなんだけど、
もし聞いていてくれるなら言いたいことがある。
お前さ、死ぬ間際に「ごめんなさい」って言ったよな、
「ずっと病気で、迷惑かけてごめんなさい。」ってさ。
でも、違うんだ。
謝らなきゃいけないのは俺なんだ。
お前が日記つけてたの知っててさ、お前が死んでから少ししてちょっとだけ読んだんだ。
全部は見てないよ。ほんと、最後の方だけ。
そんでさ、中身見て初めて知ったんだ。
お前が感じてた、いつ死ぬかへの恐怖。
俺さ、バカだからそんなのわかんなかったよ。
もう恐怖なんかふっきったんだとか思ってたよ。
お前は強いんだって勘違いしてたよ。
ごめんな。
お前の気持ちわかってやれなくてごめんな。
「強がらなくていい」って言ってやれなくてごめんな。
自分ばっか悲劇の主人公気取っててごめんな。
一緒に泣いてあげられなくてごめんな。
俺は、こんな今更な言葉を残して死ぬけどさ。
最後の最後は、やっぱりお前と同じ言葉で死にたいと思う。
今まで本当にありがとう。幸せでした。