太陽

いつもバイブだったから気付かなかったけど、あなたの着信音私の好きな曲だったね。

「取引先の人から貰った」なんて毎月持って帰って来てた洋菓子、母からこっそり聞いてわざわざ買いに行ってくれてたんだってね。

直接誉めてくれたことなんて無かったのに、飲み会の度に「俺の嫁は最高だ」って言ってくれてたんだね。

人前で絶対泣かなかったあなたが、私が病院に運ばれたってだけで取り乱して泣いてくれたんだってね。

いつもしっかり鍵がかけられてた引き出しには、私との思い出と、私へのたくさんの愛が詰まった日記が入ってたんだね。

全部あなたがいなくなって分かったこと。

あなたは私なんか好きじゃないんだ!!私のことなんて何も分かってない!!なんて言ってごめんね?分かってないのは私の方だった。

あなたが不器用な人だなんて誰よりも分かってたはずだったのに、私バカだよね?

最後の言葉が「お前は一人じゃ生きてけないからなぁ……幸せにしてやるんだぞ」って、意味分かんない。幸せにするの?誰を?

いつもは私に気付かせないようにしてたくせに、今回はすぐに分かったよ。気付いて-!って言ってるみたいにいきなり始まったつわりでね。

私のことなんて全部お見通し?バカじゃん。後追えないじゃん。でも…悔しいからこの子立派に育ててみせるよ!だからちゃんと見ててよね!!甘ったれな私が一生懸命子育てしてるとこ。

予定日まで後1ヶ月です。性別も分かってるよ。男の子だって。この子もあなたの様に太陽みたいに笑うのかな?

あなたと私の子供、大切に育ててみせるからね。元気いっぱいに育つように笑って見守っててね。

長文ごめんなさい。読んでくれた方はありがとうございます。