サービス精神

米カリフォルニア州のコルビー・カーティンちゃん(10)。
3年前から血管のガンとの闘病を続けていたが、今年5月頃から病状が悪化、
余命いくばくもないことが分かった。

母親のリサさんの話によると、コルビーちゃんは、4
月下旬にドリームワークスのアニメ「モンスターVSエイリアン」を劇場で鑑賞。
その際に「カールじいさんの空飛ぶ家」の予告編に魅了され、
「死ぬ前にどうしてもこの映画が見たい」と口にするようになったという。

「カールじいさんの空飛ぶ家」は、全米で劇場公開されたばかり。
リサさんと友人たちは、何とかコルビーちゃんを劇場に連れていきたいと策を尽くしたものの、
病状がいよいよ悪化したためそれを断念。
そこで、何のつてもないままピクサーやディズニー・スタジオに電話をかけ始めたが、
電話に出たピクサーのスタッフは、その話を聞くと、同作のDVDを持った人間を派遣することをその場で快諾したという。

翌日、ピクサーのスタッフは、「カールじいさんの空飛ぶ家」のDVDと、
ピクサー・キャラクターのぬいぐるみをたくさん抱えて、コルビーちゃん宅を訪問。
映画を見たい一念でがんばっていたコルビーちゃんは、すでに長い間目を開けていられない状態にあったが、
リサさんの説明を受けながら最後まで映画を鑑賞。母親の「面白かった?」の問いに、
「うん」と頷いたという。
それから7時間後、コルビーちゃんは、両親に見守られて静かに息を引き取った。