たくさんのプレゼント

クリスマス、年長の長男のところには今までにない程、たくさんのプレゼントがサンタさんから
届いた。「どうしてこんなにいっぱいくれたんやろ!!」と大興奮の息子。「多分、○○(長男の
名前)が今年、いろいろ我慢していい子だったからちゃうか?」と俺。
うちには2歳の次男がいるが、先天的な疾患があり産まれた時からあまり先は長くない、と言われている。
昨年は特に容体が悪い時が多く、緊急入院を繰り返した。その度に、長男は大好きな幼稚園を休まされたり、
祖父母宅にあずけられた。6歳の誕生日も次男が入院中で祖父母宅で両親抜きで祝ってもらった。
親子遠足も行けなかった。実際、クリスマスも母親は次男につきそっているので側にはいない。
サンタにできる唯一の罪滅ぼしのつもりのたくさんのプレゼントだった。
病院に行く仕度をしていると長男が何やらゴソゴソしている。見るとプレゼントの1つを破った包装紙と
ガムテープで包んでいるらしい。「なにしとんねん?」と聞くと「これ、△△(次男の名前)に
持っていってやるねん!あいつのプレゼント、サンタさん忘れたみたいやわ。これあげたら喜ぶやろ?」と。
思わず、号泣してしまった。おそらく、この冬は越せそうにない次男のことや、長男の優しさで、
胸が張り裂けそうになった。長男はすごく戸惑った顔をしていた。「来年は、忘れない様に手紙を書かんとな」
と何度も長男に泣きながら言った。