あと11匹の鶴

私が小4のとき、4年4組だったのですが、
川本君という子が、3年生の中間頃、病気で、そのときから入院生活が始まりました。
川本君も4年4組の予定なので、クラスの皆で
「待っていようね。」と約束しました。
そして川本君が回復に近づいていて、戻ってこれるかもしれないという知らせがはいって、
皆で喜んで、
「もう少しだ!」と皆で思って、川本君のために千羽鶴を折ることにしました。
担任の先生が出張で自習だったとき、千羽鶴を折り始めました。
皆すごいスピードで、雑ながらも、目標は明日までにと決めていました。
1~5時間使ってまでも。
あと15羽、あと14羽、、、と4年生の慣れない手つきで頑張っていました。
5時間目のチャイムがなったころには、後11羽たりませんでした。
「11羽くらいなら、明日先生が来る前におれるよね!」と
家に帰っていきました。
そして次の日。
「できたーーー!!!」と教室中に声があがりました。
担任の先生が教室にはいってきたら皆で、
「あっ、先生!千羽鶴をね、川本君に折ったんだよ!」
「そう!昨日の自習の時に、頑張って1000個折ったんだよ!」
「これで川本君、一緒に勉強したり遊んだりできるかなぁ?」
「ねぇねぇ、先生。いつくらいにここに戻ってこれるんですかぁ?」
と口々に言っていました。
先生は沈黙。
「・・・先生?」
「どうしたの?川本君は?」
先生は静かに口を開いて
「・・・川本くんは・・・・・・昨日の夜・・亡くなりました・・・」
と先生が涙を流しながら皆に告げたのです。
賑やかだった教室が、一瞬にして静まり返ったのです。
「・・先生、嘘でしょ?」
「だって、もう少しで帰ってこれるって先生言ったよ。。」
「先生のうそつき・・・」
「川本君は死んでないよねぇ?亡くなったって、死んだって意味じゃないよねぇ・・?先生?」
そして皆が涙目になった頃、先生はその場に泣き崩れてしまい、
生徒も泣くしかなくなってしまい、その日の4年4組は、
一番元気なクラスのはずが、一番静かで寂しいクラスとなったのです。
そして千羽鶴は川に流しました。
皆で「川本君へ届きますように・・」と願ったのです。
あんまり泣けないかもね。ゴメンネ・・